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記事: CLASSICS the Small Luxury Design Award 2025 受賞作品発表

CLASSICS the Small Luxury Design Award 2025 受賞作品発表

CLASSICS the Small Luxury Design Award 2025 受賞作品発表

ハンカチのデザインを世界中から募集する「CLASSICS the Small Luxury Design Award 2025」。第5回目となる今回は、「Harmony(ハーモニー)」をテーマに作品を募りました。

募集期間は2024年11月3日から2025年1月31日まで。43ヵ国から1,439作品ものご応募をいただきました。たくさんのご応募、心より感謝申し上げます。

その中から、6名の審査員が作品を選び抜き、以下の6点が受賞となりました。

  • グランプリ:1作品

  • 準グランプリ:2作品

  • 審査員特別賞:3作品

世界中から集まった「ハーモニー」の形。それぞれにストーリーがあり、見ているだけで心がやさしくなるようなデザインばかりです。

これからも、ハンカチの小さな世界から生まれる、大きな感動をお届けしていきたいと考えております。


受賞作品

― グランプリ(1作品) ー

作者:LIU liu(中国) タイトル:Under The Same Sky

 審査員講評:今回のテーマ「Harmony」に、最も的確に応えていた作品です。

さまざまな動物たちの形が白く塗られ、一見すると何の動物かはっきりしないようでいて、どこかで見覚えのあるフォルム。世界や個々の違いを超えた“調和”のあり方を、絶妙なバランスで表現しています。同じテーマを描こうとしても、なかなかこの表現にはたどり着けないセンスの光る一枚でした。

また、地面なのか水面なのか、空間のとらえ方も斜めに描かれており、余白の残し方も秀逸です。全体が白く塗られている中で、唯一、愛らしい表情が描かれた動物が一匹いるという点も、強く印象に残りました。

可愛らしさと、大きなテーマ性。その両方を両立させた「具象」と「抽象」のバランスが、今回の中でも最も優れていると評価し、グランプリに選出しました。

 

 ― 準グランプリ(2作品) ー

 作者:安栗 生翔(日本) タイトル:丸の多様性

 審査員講評:今の時代、「白黒はっきりしたロジカルな色合い」と、「気持ちを高めるようなポップで鮮やかなカラー」、この二つの価値観が共存しています。デザインにおいても、それらがどのように融合するかが重要なテーマとなっています。

本作品は、“丸”というモチーフを通して、その融合感を見事にデザインに落とし込んでいます。カラーバランスやパターンの配置が非常に洗練されており、どこを切り取っても楽しい発見がある構成になっています。

また、ハンカチとして折りたたんで使うときも、広げて全体を見るときも、それぞれに違った魅力が感じられる点も高く評価されました。見た目の可愛らしさと構造の美しさを両立した作品です。

 

 作者:Sokolova Polina (ロシア) タイトル:The relaxing at sea

審査員講評:第一印象として、とても可愛らしい絵柄が目を引く作品でした。シンプルな構図の中に、泳いだり、浮かんだり、思い思いに海水浴を楽しむ人々の姿が、丁寧に描き込まれています。

海と人物の色使いのバランスが美しく、空間の取り方にもセンスが感じられます。広がりのある水面の中に、にぎやかさと静けさが同居しており、見ているうちに思わず微笑んでしまうような、温かい世界観が伝わってきました。

それぞれの人が異なる雰囲気や動きを持ちつつも、全体として調和のとれた情景をつくり出しており、「Harmony」というテーマに対する、やさしく柔らかな解釈が光る作品です。

 

グランプリ・準グランプリは、デザインを製品化し、CLASSICS the Small Luxury 直営店・オンラインショップ、その他取扱店にて販売予定となります。販売時期は追って告知致します。

 

― 審査員特別賞 (3作品)ー

作者
奥本 雷(日本) 

作品名
『みんなの調和で完成』

【審査員講評】
齊藤 貴史 (株式会社グリフォン 代表取締役/プロジェクトデザイナー)

自動車業界の、開発設計、車体製造、電子制御組込、営業販売、というサプライチェーン
のハーモニー。確かにどれ一つ欠けても、我々の暮らしに自動車は届かない。「ハーモニー」というテーマでは、ややもすると地球、自然、愛、など壮大なテーマに着手しがちだが、「工業製品」にそれを求めたところにセンスを感じる。イラストも、なんともいえない90’sのアメリカンコミック的な脱力感が、全体としてポップに見えつつ、ストリート感もあり、古臭くなくて良い。週末のワイドパンツのポケットに入れたい一枚である。

 

作者
Wang Huiyan(イギリス) 

作品名
Cats dancing

【審査員講評】
高井 薫(株式会社サン・アド グラフィックデザイナー)

 「輪になって踊る」という「ハーモニー」の象徴を描きながら、家の中のような、原っぱのような、幾何学模様のような、具象と抽象が混在しているデザインが魅力的です。ポルカやワルツの音楽が聞こえてくるようで、童話のハッピーエンドの場面を想像しました。ピンクのネコも可愛くて、色合いも綺麗。陽の気分になる、持っていたい素敵なハンカチです。

 

 作者

GANOO(日本)
 
作品名
地球鍋

【審査員講評】
中山 智裕(株式会社サン・アド グラフィックデザイナー)

ハンカチとはこういうものという既成概念を壊すような発想とやり切ったデザインに清々しさを感じました。文章も読んでいて楽しく、地球鍋つゆのパッケージまで丁寧に描かれていて無邪気に作っているように見えて、芸が細かいところにも好感が持てました。

4月15日、当ページにて各受賞者の発表をいたしましたが、審査員特別賞を受賞した応募者より、受賞辞退の申し出があったため、申し出を受理いたしました。
 
■審査員

梶原 加奈子(株式会社KAJIHARA DESIGN STUDIO 代表取締役/テキスタイルデザイナー)
齊藤 貴史(株式会社グリフォン 代表取締役/プロジェクトデザイナー)
高井 薫(株式会社サン・アド グラフィックデザイナー)
中山 智裕(株式会社サン・アド グラフィックデザイナー)
後藤 香代子(ブルーミング中西株式会社 CLASSICS THE SMALL LUXURY デザイナー)
中西 一(ブルーミング中西株式会社 取締役社長)

 

■CLASSICS the Small Luxury Design Award について
CLASSICS the Small Luxuryでは、これまでに国内外の多くのアーティストとコラボレーションのハンカチーフを世に送り出してきました。デザインの力が吹き込まれることで、ハンカチーフの新たな魅力や可能性が広がることを追求しています。アーティストの活動を応援すると共に、デザインが人々にとって、より親密なものとなればと願い、2020年より「CLASSICS the Small Luxury Design Award 」を創設しました。

■過去の受賞作品はこちらから

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