想いをカタチに、刺繍サービスで特別な1枚に。
クラシクス・ザ・スモールラグジュアリがハンカチーフ専門店として、2003年六本木ヒルズにオープンして以来、人気のカスタマイズサービスに「刺繍オーダー」があります。
今回は、六本木ヒルズ本店の店長を経てエリアマネージャーとなった輿水さんに、刺繍オーダーの流れや刺繍の種類、お客様とのエピソード、接客に携わるスタッフとしての想いを聞いてみました。
-オーダー刺繍の内容について教えてください。
輿水:まず店内でお好きなハンカチーフをお選びいただいたら、オーダーカウンターでスタッフと共に刺繍をオーダーいただきます。クラシクス・ザ・スモールラグジュアリでは、アルファベットやモチーフ(動物、星座)などの百種類以上あるデザインから刺繍を自由にお選びいただくことができます。
-イニシャル刺繍をする場合は、どのような流れになりますか?
輿水:イニシャルを刺繍する場合、まずはフォントをお選びいただき、次に刺繍の糸色と続きます。その後、お選びいただいたフォントのカードをハンカチーフにあて、刺繍を入れる配置を選定していきます。店頭の場合、イニシャル刺繍のフォントは33種類、糸色は24色からお選びいただけます。オンラインブティックの場合は11種類のフォント、18色の糸色となります。
▲上段:イニシャル刺繍台帳 下段:フォントカード ・糸色
-選択肢が沢山あると迷ってしまいそうですが、オーダー時のポイントを教えてください。
輿水:例えば、糸色を決めていくポイントとして、お選びいただいたハンカチーフと同色系の少し濃い色、または反対色にすると、イニシャルがひとつのデザインとして見え、おすすめです。組み合わせ次第で、デザインは無限に広がりますよね。
-モチーフ刺繍はどのような方々に、おすすめですか?
輿水:イニシャルが少し照れ臭いという方や、相手のお名前がわからないに時に、モチーフ刺繍はいかがでしょうか。世界各国のお守りモチーフを集めた、ボディガードコレクションをご用意しております。お好きなデザインをお選びいただくのはもちろん、幸運を表す四つ葉のクローバーや、厄除けを表す唐辛子など、贈る相手やシーンによって、メッセージ性を込めるのもおすすめです。お守り代わりとして持ち歩いてみるのはいかがでしょうか。
輿水:以前、「海老」という漢字がお名前につくお客様が「海老」の刺繍をお入れしていて、とてもチャーミングな仕上がりになりました。
-さらにオリジナリティを求めるお客様には?
輿水:少々お時間をいただきますがシグネチャー刺繍といって、お客様直筆のサインやイラストを刺繍することもできます。これぞ、世界でただひとつのハンカチーフ!究極のカスタマイズですよね。個人のお客様はもちろん、企業様の周年パーティーなどの贈り物としてもご利用いただいております。
▲シグネチャー刺繍 企業のロゴや似顔絵にイラストなど オリジナル刺繍が可能。
-印象的だったエピソードはありますか?
輿水:とても印象的だったエピソードとして、あるプロジェクトが成功したお祝いに、チームメンバー全員のイニシャル刺繍をランダムにお入れしたオリジナルハンカチーフの作成を承ったことがありました。そのようなお祝いの機会に、接客を通して寄り添うことができることは、とても嬉しいことですし、きっとチームの方々にとっても思い出に残る品になったのではないかと思います。
-商品をお渡しするまでに大切にしていることはありますか?
輿水:出来上がった商品は、ハンカチーフのデザインや刺繍の配置などを考慮し、ギフトBOXを開けた瞬間、一番美しいように箱詰めをさせていただいております。
マニュアルなどはなく、折紙で自由な作品を作るような感覚です。スタッフの腕のふるいどころですね(笑)お客様からは「素敵なので、箱からハンカチーフを取り出したくないです。」なんて言われると、ハンカチーフコンシェルジュの私たちにとって、一番のやりがいと歓びを感じる瞬間でもあります。
▲カラーや刺繍の位置によって同じデザインのハンカチーフでも、1枚1枚異なる表情に。
想いをカタチに、刺繍サービスで特別な1枚に。何気なく使う日常のハンカチーフも、特別な席での一枚も常に自分らしさを演出したい。世界であなただけのハンカチーフを作ってみませんか。