
CLASSICS the Small Luxury Design Award 2026 受賞作品発表
ハンカチのデザインを世界中から募集する「CLASSICS the Small Luxury Design Award 2026」。第6回目となる今回は、「Yum Yum」をテーマに作品を募りました。
募集期間は2025年11月3日から2026年1月31日まで。41ヵ国から966作品ものご応募をいただきました。
その中から、6名の審査員が作品を選び抜き、
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グランプリ:1作品
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準グランプリ:1作品
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審査員特別賞:6作品
世界中から集まった「Yum Yum」のかたち。
それぞれに込められたオリジナリティあふれるストーリーから生まれた、独創性豊かな作品の数々。
美味しそうで、見ているだけで楽しく、思わず心が動くデザインばかりです。
これからも、ハンカチの小さな世界から生まれる、大きな感動をお届けしていきたいと考えております。
受賞作品
― グランプリ(1作品) ー
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作者:Spengler Anna(ロシア) タイトル:Sweet Immersion ![]() |
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審査員講評:視覚的な印象において「満足感」と「美味しさ」を的確に表現している点が評価された。食事後の充足感を想起させる描写があり、テーマに対する解釈が明確である。 また、朝食のシーンを想起させるモチーフを基盤に、牛乳に浸すという行為や感覚が丁寧に表現されており、作品全体にストーリー性が付与されている。さらに、どんぶりをかぶったキャラクターが同様に“浸る”構図は、ユーモアやウィットを感じさせる要素として機能しており、作品に独自性を与えている。 加えて、ハンカチとしての完成度も高く、色彩の美しさや日常的に携帯したくなる魅力が備わっている点も評価された。視覚的な楽しさと機能性の両立が図られた作品。 |
― 準グランプリ(2作品) ー
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作者:Umetsu Kae(日本) タイトル:Power Rice ball |
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審査員講評:日本の伝統的なモチーフであるおにぎりを題材としながら、色彩と構成において高い完成度が評価された。 いわゆる日本的な配色を基調としつつ、えんじ色や青緑色などの組み合わせが印象的であり、塗りのストロークによる表現も含め、視覚的な力強さが感じられる。 特に、エビや海苔、お米といった要素に用いられた色彩の対比が効果的で、全体として食欲を喚起する表現となっている点が評価された。また、画面内のどの部分を切り取っても同様の構成が繰り返されるデザインは、視覚的なリズムと安定感を生み出している。 加えて、「美味しそう」と直感的に感じさせる力が強く、シンプルながら訴求力の高い作品である点も支持を集めた。ハンカチとしてだけでなく、弁当包みとしての使用シーンも想起させるなど、実用性とデザイン性の両立が図られている作品。 |
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作者:Poskochinova Maria(ロシア) タイトル:the secret ingridient ![]() |
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審査員講評:ハンカチーフを贈る際には様々な気持ちが、そして特に『相手を想っての温かい気持ち』が込められてほしいと感じています。そういった気持ちが隠し味になり、温かいスープに溶け込んでいるというこの表現は、贈り物文化に根付いたハンカチーフというアイテムにとてもマッチした作品だと感じました。 |
グランプリ・準グランプリは、デザインを製品化し、CLASSICS the Small Luxury 直営店・オンラインショップ、その他取扱店にて販売予定となります。販売時期は追って告知致します。
― 審査員特別賞 (6作品)ー
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作者 作品名 【審査員講評】
齊藤 貴史 (株式会社グリフォン 代表取締役/プロジェクトデザイナー)
一目でスイカとわかる赤と緑のコントラストが、夏の高揚感を鮮やかに呼び起こすハンカチーフ。直角の隅を切ったスイカに見立てるあたりに独自の視点が感じられ、遊び心とセンスが光る。さらに「Watermelon」をあえて「Waterlandmelon」と呼ぶあたり、こちらの邪推かもしれないが、赤いビーチに並ぶパラソルや緑の波を思わせる意図も感じられ、どこかビーチリゾートの情景にも重なる、夏のバッグに忍ばせたい一枚である。 |
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作者 作品名 【審査員講評】
梶原 加奈子(株式会社KAJIHARA DESIGN STUDIO 代表取締役/テキスタイルデザイナー) 感覚的で曖昧なテクスチャー感と柔らかな色合いで浮遊するように描かれた天ぷらの具材たち。このデザインを見た瞬間、脳内が美味しいもので満たされていくような優しい幸福感を感じました。食から伝わる温もりとハッピーな気分が交わり、癒されるハンカチになると思います。 |
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作者
笠井 理央(日本) 【審査員講評】 魚の骨が、独特で可愛くていいカタチです。食べ終わったものなのに「美味しかったんだろうな」と思わせてくれる。猫のポーズも満腹感を感じます。色も鮮やかで、スカーフにしたり部屋に飾ったりも素敵です。「NYUM NYUM」という題名にも心掴まれました。ずっと口に出してみたくなる美味しそうな言葉です。「ニャムニャム…」猫も実際に言っていそう。文字通り洒落ている1枚だと思いました。 |
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作者 【審査員講評】 緩さの中に少し狂気的なセンスを感じ応募された作品の中で一番欲しいと思ったデザインです。「美味しい角度」というタイトルも魅力的で、よく見ると色んな顔やキャラクターと食べ物が、それぞれの角度というフレームの中で自由にレイアウトされていて、雑な印象にならず柄として成立しているところにデザインの力を感じました。ハンカチのデザインの奥深さを改めて考えさせられました。 |
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作者 【審査員講評】 作品の背景に様々な意図を感じる、想像力を掻き立てるような作品でした。基本五味の味わい深さや味覚の流動を荒めの波で表現しているように感じ取れたり、食事内容によって変わるカトラリーが多様性を求める昨今の情勢を表現しているのか…見れば見るほど想像がわいてくるデザインをハンカチーフというものに表現した無限の可能性を与えてくれている作品だと感じました。 |
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作者 【審査員講評】 朝食のワンシーンを想像させる一枚。そこに一匹のてんとう虫を登場させることにより、単なる朝食のシーンではなく、自然を感じ、どこか懐かしさを思い起こさせる一枚となっています。都会で生活している自分にとって、朝食の場に小さな来訪者が現れることはほとんどありません。この小さな来訪者の存在は、私たちを原点へと引き戻してくれます。私たちの生活が自然の営みの一部であることを、忘れてはならないと。そして、この小さな来訪者とともに朝食をとれる環境は、とても豊かなことだと感じさせてくれる一枚でした。 |
梶原 加奈子(株式会社KAJIHARA DESIGN STUDIO 代表取締役/テキスタイルデザイナー)
齊藤 貴史(株式会社グリフォン 代表取締役/プロジェクトデザイナー)
高井 薫(株式会社サン・アド グラフィックデザイナー)
中山 智裕(株式会社サン・アド グラフィックデザイナー)
弓削 倫太郎(ブルーミング中西株式会社 ブルーミング中西株式会社 取締役)
中西 一(ブルーミング中西株式会社 取締役社長)
CLASSICS the Small Luxuryでは、これまでに国内外の多くのアーティストとコラボレーションのハンカチーフを世に送り出してきました。デザインの力が吹き込まれることで、ハンカチーフの新たな魅力や可能性が広がることを追求しています。アーティストの活動を応援すると共に、デザインが人々にとって、より親密なものとなればと願い、2020年より「CLASSICS the Small Luxury Design Award 」を創設しました。










