ひっこみシリーズ

正方形じゃないとだめ?
ハンカチーフの歴史は古く、紀元前のエジプトで麻のハンカチが使われていたことも。中世には「美の象徴」として重宝され、コレクションされていたり…。様々な形も生まれました。そしてマリーアントワネット。国内のハンカチはすべて正方形にするべきと進言。夫のルイ16世が「ハンカチのサイズは縦横同一にすべし」との法令を布告。現在でもハンカチが正方形である起源であります。現代に生きる我々もハンカチを正方形にすることに。
「正方形じゃないとだめですか?」
正方形の中で様々な技法・製法が生まれましたが、デザイナーさんからのふとした一言で新たな一歩を踏み出しました。大きくカタチを変えるわけではないのですが、ふちが引っ込んでいる、というささやかなおきて破り。今までとにかく正方形に、まっすぐに、、とこだわってきた私たち。どうやって引っ込ませようか?
縫製する人、刺繍する人と様々な試行錯誤を経てできた「HIKKOMI(ひっこみ)シリーズ」。正方形にこだわっていたハンカチーフ専門店だからこそ誕生した、ユニークなデザインです。